乳児血管腫
乳児血管腫にゅうじけっかんしゅ
生後しばらくした後(おおむね2週間程度)、鮮紅色の色素斑ないし腫瘤として出現してきます。増大するスピードやサイズには個人差がありますが、2歳までにピークを迎え、以降は退縮、退色が始まり、就学期ごろには赤みはほぼ消退します。しかし、しわしわの皮膚が余剰皮膚として残ったり、腫瘍があった部位が変性脂肪組織に置き換わって隆起が残ったりなど、整容的な問題が生じることがあります。
また、眼周囲や口囲にできた場合の機能的な問題や、巨大な場合、びらんや潰瘍化による出血のリスクがある場合などもあります。

治療について
治療としては色素レーザー照射が保険適用で行えます。ただしレーザーは退色を進め、増大を止める効果はありますが、すでに出来上がった隆起を退縮させることはできず、腫瘍の厚みが大きいと深いところまで届かず十分な効果が得られない場合があります。
最近ではヘマンジオル®シロップ(βブロッカー)内服が保険適応となり、高い治療効果を挙げています。しかし内服治療の導入は原則入院で行う必要があるため、当院からは市立四日市病院へ紹介させていただきます。